粋を極め,際に巧む。 ~IDAY Philosophy~

FIT

なぜFIT[金融情報技術]なのか?



企業理念 ~Business Concept~

粋を極め,際に巧む。

当社の企業理念は、この八文字に集約されます。
「粋」は「技術の本質」を、「際」は「情報技術(IT)と金融技術(FT)の重なり合う領域」を象徴します。
この理念は、「IT・FT各分野の専門家集団でチームを編成しても、顧客満足を得られない」という、当社の金融情報システムの設計・開発における経験から得られた教訓に基きます。現実の金融取引を無駄のないオブジェクト構造で表現したり、その永続化インピーダンスを軽減したり、金融計算を短絡したり、評価格子の容量を圧縮したり等々、それぞれの専門分野の教科書では解説されていない「際」の技術は存外に広いものでした。

この経験を通じ、当社がこの種の要求に応えるためには、2つの専門分野に跨る領域を専門に取扱う「金融情報技術」という学際・業際技術に特化する必要があると考えるに至りました。
このような現代の先端技術が求める、学際・業際領域にある業務の本質的要求を、「情報を設計する」視点で見極め、無駄のない解決手段を発見することに一意専心するのが当社の理念です。


会社概要 ~Company Profile~

会社概要

設立
1999年12月有限会社ヒューガ・システムズとして設立
2007年2月に商号・組織変更
資本金
1,000万円
代表者
代表取締役 山崎 裕
事業所
東京都港区芝5-29-20 クロスオフィス三田 7Fmap
TEL 03-6453-7211 FAX 03-6453-7517

沿革

1998年
現代表取締役が個人事業としてシステム設計業務を開業
米銀からリスク管理システムのコンサルティング契約を受注
1999年
有限会社ヒューガ・システムズを創業
個人事業の全ての業務を同社に継承
2000年
米銀システム子会社から市場リスク管理システムの設計・開発支援業務を受注
2001年
大手SIer子会社から金融取引統合管理システムの設計・開発支援業務を受注
2005年
Apreccia.3の企画・設計に着手
2006年
金融取引を一般化してシステム表現する手段の米国特許が成立(US  PAT.6985878)

※特許保有者は当社ではありません。当社は、代表取締役と執行役員がそれぞれ筆頭発明者と発明者として参画したものです。

2007年
山崎情報設計株式会社に商号・組織変更
2008年
大手金融機関の先端的金融商品開発管理システムの調査・試作業務を受注
テクマトリックス株式会社が正規代理店としてApreccia.3の販売を開始
2009年
大手SIerにApreccia.3を基盤部品として供給
情報ベンダーにApreccia.3を基盤部品として供給
東京都港区海岸に『Apreccia.3プロジェクト・オフィス開設』
2010年
『Apreccia.3開発室』と『受託設計開発室』の2室体制に改組
受託設計開発室の業務を開始
Apreccia.3とFINCADを統合した製品『FA PLUS』をテクマトリックス社よりリリース
2011年
FA PLUS ご導入各社で業務運用を開始
2012年
受託設計開発部と固有設計開発部の2部構成に改組
2013年
新卒採用を開始

事業内容 ~Business Contents~

当社の中核事業は、『情報設計』です。いわゆるシステム設計に留まりません。システム設計ではなく情報設計と呼ぶ背景は、当社が『繰り返し捨象(『特化技術』に詳述)』と呼ぶユニークな手法で、対象業務が内包する膨大な情報を徹底的に捨象・分解し、それらを一般化されたごく少ないルールの組み合わせで省力的に処理する方法を見出すことを設計上の要所としていることにあります。

このような当社の情報設計事業は、以下の3つの領域で構成されますが、何れの領域においても情報の構造(データ構造)そのものに踏み込む『情報設計』の成果をはっきりと確認いただくことができるはずです。

金融情報設計ビジネス(アプリケーション・パッケージ)

金融商品統合管理システム “Apreccia.3(アプレシア・スリー)” の設計・開発ビジネスを展開しています。Apreccia.3製品の系譜は、当社設立以前の1990年代にまでさかのぼることができます。この時代は、デリバティブ取引に対するリスク管理ニーズが急速に高まり、主に海外から輸入されたシステムがそれを充足する構図でしたが、Apreccia.3の祖前はこの時代に稀な国産システムとして生まれ、当時のコア開発メンバーが現在もその開発を継続しています。
伝統的な金融商品から先進的なデリバティブまで、広範なカバレッジで正確な損益計算と高度なリスク分析機能を提供するApreccia.3は、パッケージ・アプリケーションとして、金融機関はもとより事業法人の財務部に至るまでさまざまな業態でご利用いただいている他、特注システムの開発において部品として供することも可能であるなど、金融商品管理に対する多様なニーズに応えることができます。

受託情報設計ビジネス

当社は、1999年に設立以降、一貫してアプリケーション・パッケージ・ビジネスに注力して来ましたが、2010年からは新たに受託設計開発室を設け、Apreccia.3の開発で培ったノウハウを生かした受託情報設計ビジネスにも参入し、大規模システムの中枢を担うなどビジネスは順調に推移しています。
当社の受託情報設計ビジネスは、単にビジネス要件をヒアリングし、それをシステム化するに止まらず、例えば、「口座とは(本質的には)なにか?」「顧客マスターとは(本質的には)なにか?」など、お客様の業務における情報の構造そのものを『繰り返し捨象』によって再認識するところにまで及ぶなど、金融ビジネス分野に限らず、さまざまな業務用システムにおいて、「情報設計」のトータル・ソリューションを提供させていただいております。

UX(UI)ソリューション・ビジネス

“形態は機能に従う”
金融情報システムでは、高水準の利便性と安全性が求められます。当社は、この分野における長年のデザイン経験を生かして、他の産業分野におけるUI・UXデザインの受注を開始しました。
お客様のビジネスにおける利便性・安全性を考え抜いた機能設計が、結果として洗練を極めた心地よいUI・UXとして実現する。この「形態は機能に従う」を体現するデザインは、特にホームページやECサイトにおいて高い訴求力を発揮するはずです。お客様には、「何故このデザインになったのか」をとことん説明させていただき、デザインの背後にある「思想」をも含めて納品させていただきます。

コンサルテーション、セミナー・ビジネス

特定の問題を解決するためのコンサルティングから、金融商品統合管理システムを『情報設計』するためのノウハウを複数回のセミナー形式で提供するなど、ご要望に沿ったサービスも提供しています。


取組指針 ~Biz style~

人月からの脱却

システムの開発では、古くから『人月』という単位で見積りがなされてきました。例えば、1ヶ月当り10人のプログラマを投入して、6ヶ月でシステムを完成させる見込みであれば、その総工数は10x6=60人月。1人月当りの人件費(人月単価)を100万円/月とすると、総額見積りは、60x100=6,000万円といった具合です。
これは幾分極端な事例ですが、部材費と細分化された作業工程毎の工賃明細が示される建築工事などと比較すると、人月ベースの見積りは大雑把に思えます。
まず部材があって、そしてそれを加工するための工賃が掛かる。この当たり前の見積りの建て付けをソフトウェア業界で模倣するためには、まず部材が必要であることは明らかです。
当社は、創業よりパッケージ製品の開発に携わってきたことで、豊富な部材(部品プログラム)を備えているため、部材を明示した見積りが可能です。
既存の部品を流用することができれば、全てを特注として開発するのに比べて価格を低減できることはもちろん、動作実績を有する部品で構成されたシステムは、安定動作も得られやすいなどのメリットも得られるなど、お客様には大きなメリットを提供することができます。
当社の取組指針の第一にあるのは、人月ベースの粗い見積りから脱却することです。そしてそのために、部品化を強力に推進しています。

部品化の推進

工業製品の開発では、製造ラインを動かすなどお金と時間のかかる準備工程が必要とされるため、製造業者はいざ部品を作るとなると、徹底的に再利用性を考慮して設計し、一旦その部品が製品化された後には、様々な局面でそれを利用することに腐心するはずです。
一方、ソフトウェアの開発は、工業製品のそれと比較すると、原料と生産設備(工場等)を必要としないという点で、格段に敷居が低いと言えます。必要最小限の設備は、パソコン一式と開発環境(開発言語)、それと電源だけです。そのため、ソフトウェア開発者は部品の汎用化に思いを巡らせるよりは、直面する課題に焦点を当てた特注部品(プログラム)を自ら書いてしまうことが可能で、この敷居の低さが、しばしば開発済み部品の再利用を阻害します。
直面する問題だけを考えると、その目的専用に開発された特注品に即効性があることは間違いありませんが、一方で汎用部品は、安定稼働と他用途への転用などコスト低減効果が高いことも広く知られています。
お客様の利益を考えた現実的な解は、まずはコスト低減と安定稼働を得るために、徹底的に既存部品の再利用を検討し、続いて新たな汎用部品の開発を検討し、それでも対処できないプロジェクト固有のソリューションにのみ特注開発プログラムを投入するというステップです。

出来上りイメージの共有

業務要件のヒアリングから始まって、システム設計、実装と進み、最後のテスト段階で、ユーザーの期待とは違ったものが出来ていたという話は珍しいものではありません。
可能な限りこのようなギャップを埋めるべく、当社は、プロジェクトの初期段階において最終イメージを提示するための努力を継続しています。俗に、プロジェクトの「見える化」とも称される開発側から利用者側への説明手段については様々な提案が為されていますが、当社は仕様書や設計書を解り易く噛み砕く努力では十分とは考えていません。
むしろ、プロトタイピングを実施して、粗いながらも全体感を把握することができる「もの」を示すことが第一と考えます。
一見単純なことではありますが、詳細な業務要件をお客様から提示いただき、以降のプログラム開発に注力してきた開発業者にとっては、いきなりプロトタイピングを実施することは簡単なことではありません。「きっちりした仕様書もないのにプログラムなど書けない」といった類の話は、あちらこちらで耳にしますが、当社は、自社でパッケージ製品を企画・設計・開発してきた歴史が長いため、不確実性の残る要求に対しても、プロトタイピング可能であるなどで、強みを発揮します。
このような経験値に加えて、プロトタイピングし易い開発・運用環境が提供可能であることも必須といえます。当社製品Apreccia.3は、そのアーキテクチャがプロトタイピングを容易にするためのプラグイン機構を提供しているため、開発スタッフのスキルと相まってお客様のご期待以上のプロトタイピング効果を発揮するはずです。


特化技術 ~Key factor~

仮想化(Virtualization)

当社の情報設計では、複雑な業務プロセスをシンプルなプログラム構造で実現するために、主に以下の3種類の仮想化技術の利用を推進しています。

  1. 複雑さを隠ぺいするための仮想化

    複数のビジネス・プロセスが組合わせられて、1つの複雑なビジネス・プロセスが構成されるケースでは、1つ1つのビジネス・プロセスを表現するためのプログラム部品を集約して全体操作を単純化する部品層を設けます。この集約した部品層それ自体は、ビジネス・ロジックを持たず個々の部品にビジネス・プロセスを委任(Delegation)する仕組みを提供することで、「実質的には」複雑なビジネス・プロセスを実現している部品のように見えます。
    そして、この集約部品すら、より大きく複雑なビジネス・プロセスにおいては1つの部品として利用されることで、大規模システムにおいては複雑さを隠ぺいする重要な役割を果たします。

  2. 不均質さを隠ぺいするための仮想化

    基幹系業務システムでは手の届かないデータの2次加工を、エンドユーザー自らがMicrosoft Excel(以下、エクセル)を利用してEUC(End User Computing)として実現しているケースは広く見受けられます。取扱商品や業務ルールの変化が激しい業界では、新たな要請に基幹システムが即応することは難しく、エクセルがそれを補完している構図です。
    当社は、長らくエクセルを業務システムに取込むための技術開発を継続して来ました。現在Apreccia.3が提供しているエクセルのワークブックをプラグインする機構は、その象徴的な成果です。
    ユーザーがビジネス・ロジックを記述したワークブックを、そのままApreccia.3にプログラム部品として取込み、極短期開発を実現します。ビジネス・ロジックの太宗はプログラム言語で強固に開発し、一部の移り変わりの激しいビジネス・ロジックだけは、プラグインされたエクセルで実現するこの構造は、当社の開発した「不均質さを隠ぺいするための仮想化」技術により実現されています。そこでは、ユーザーはシステム内にビジネス・ロジックの一部としてエクセルが組み込まれていることを意識することなく利用することができます。

  3. 高速化のための仮想化

    ビジネス・ロジックを素直にプログラムに反映すると、コンピュータの演算上効率的ではない場合が見受けられます。当社は、金融業務、とりわけ多大な演算を要するデリバティブ分野で、様々な計算処理の仮想化に取り組んできたため、業務仕様を一旦ばらばらの計算要素に分解し、本当に必要な演算を仮想的に集約することでデリバティブの時価・リスク計算が短絡化された事例を豊富に有します。
    これら技術の応用は金融業務に留まりません。例えば、世界中の都市の祝祭日に基いて、さまざまなルールで営業日を判定するケースでは、データベース検索処理を仮想化することで、従来比圧倒的な高速化を実現することが出来、金融以外の分野でも利用され得る可能性を秘めています。

繰り返し捨象(RA: Recursive Abstraction)

システムの設計工程で、処理を共通化できそうなビジネス・ロジックに遭遇することは珍しくありません。例えば、金融取引の約定登録では、どんな取引であれ、取引相手先・取引担当者・決済口座などが必ず求められるため、これらを共通のフォームにまとめるなどが、典型的な共通化の発見です。共通化は、プログラムの重複開発を削減できるため、出来るだけ共通部分の発見に努めるのが、設計上の1つの要所ということもできます。
一方、「共通の発見」というのは、設計段階で検討対象とされた業務に限定されて起き得るもので、これは見方を変えると、設計段階で検討の俎上にのらなかったものは、共通化の可能性を検討できないということでもあります。
システムのリリース後に遭遇する新たな業務要件にも対処できる「予見に基づかない柔軟性」を実現するため、当社では繰り返し捨象というアプローチを採用してきました。この方法は、下図に要約されます。
まず、「それ以上抽象化すると、そのビジネスの特徴を失う境界層」をビジネスドメイン抽象限界層と定めます。この層は、どの特定のビジネス領域にも属さない「最上位抽象層」と、特定ビジネスの具象層との境界領域と考えることが出来ます。
続いて、設計が対象とする業務分野から業務要素を抜き出し、その業務要素をビジネスドメイン抽象限界層まで一気に抽象化し、その過程で捨象された属性群を新たな一塊として改めて同様のプロセスを繰り返すといったもので、対象とした業務要素がそれ以上分解出来なくなるまでこれを繰り返します。
さまざまな業務要素にこのような繰り返し捨象を実施すると、ビジネスドメイン抽象限界層には幾つもの部品候補が集まり、最終的にはそれらを部品化実装することで、現時点では予見されない業務要請を受けても即応できる可能性の高いプログラム・ライブラリが完備されて行くというのがその効用です。


実例実績 ~Case Study~

市場リスク統合管理システム

当社製品Apreccia.3が最も利用されている分野です。為替・債券・株式・各種デリバティブを内包するポートフォリオについて、デルタ・ガンマ・ベガ・セータ等の伝統的なリスク指標に止まらず、高度な非線形リスクも捕捉可能な様々な切り口でリスクの可視化を実現しています。
また、実務者向けの指標算出に止まらず、多忙な上級管理者のためのリスクを一覧できるダッシュボードも提供するなど、金融機関・一般事業法人の財務部など、幅広いユーザー層にご利用いただいてきた実績を誇ります。

対顧客金利デリバティブ管理システム

系列金融機関との金利デリバティブ取引について、時価・損益に計測に止まらず、約定時の書面交付、受け払い通知などの事務管理まで担うシステムの基幹部品を提供しています。パッケージ・アプリケーションの提供に止まることなく、このような部品の販売・加工も当社の重要なビジネスになっています。

対顧客仕組債販売管理システム

当社製品Apreccia.3をベースに、契約前交付書面・契約時交付書面の発行や、顧客別残高管理、既存システムとの接続などをカスタマイズ実装することで、仕組債のトータルな販売管理システムを実現しています。他社製品では実現の難しい各種交付書面への即応が、EUCレベルで実現されるなど、コスト削減に大きく寄与しています。

担保決済管理システム

デリバティブ取引締結時に求められる担保管理を、決済まで含め一元的に提供しています。Apreccia.3は値洗いに必要となる店頭デリバティブの時価・リスク指標・損益計算を担い、Apreccia.3上で動作するサード・パーティ製品が担保決済を指図することで実現されるこのシステムは、高水準の信頼性要求に応えています。

工業製品販売・在庫管理システム

Apreccia.3の設計で培ってきた当社の技術を元に、一般産業分野でも設計・開発を担っています。プログラム開発言語も業務分野も異なる現場においても、高度な金融商品管理システムを実現するための経験・技術は、他の分野においても役立つことが多く、各社とは異なった視点での業務分析に評価を頂いております。

導入実績

Apreccia.3開発チームの累積導入実績は、幅広い地域・幅広い業種に及びます。地域の広がりは、当社製品の初期導入とその後の保守が地理的な制限を受けないことを、また業種の広がりは、当社製品がきわめてたかい汎用性を提供可能であることの裏付けとなっています。



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